2014年12月15日月曜日

映画レビュー「電人ザボーガー」

電人ザボーガーってご存知ですか?。
いわゆる、昭和の特撮ヒーローもので、私は大好きでした。


当時、かなりの人気だったとは思うのですが、再放送もほとんどされず、
いつしか忘れてしまっってました。


あの頃、私が好きだったヒーロー達はあまり再放送されていなかった気がします。


コンドールマン。

鉄人タイガー7。

サンダーマスク。


懐かしい。


その電人ザボーガーが井口昇監督によってリブートされていたとは。
しかし、そのポスターには、なぜか板尾創路さんが。
しかも、敵役には柄本明さん。


期待と不安を交差させつつ、いつもの Hulu で視聴しました。


この映画は青年期・熟年期の2部で構成されています。


青年期は、いわゆる電人ザボーガーのリブートとなっていて、
当時のザボーガーを現代風によみがえらせています。


ザボーガーを知る人には、たまらないシーンの連続です。
っていうか、覚えてる人いますか?。


演出はかなりバタくさく、お笑い要素を混ぜようと試みたようですが、
いい意味で「正統派の特撮ヒーロー」となってました。


熟年期は、主人公が板尾さんに変わり、完全にオリジナルのパートが始まります。


でも…板尾さん、こんなに大根でしたっけ?。


まわりが暑苦しくバタ臭いヒーロー風の演技にも関わらず、一人だけしば漬けのようなアッサリした感じで、雰囲気が損なわれていました。


全体を通して「特撮ヒーロー」な雰囲気はよくできているのですが、
ザボーガーの雰囲気という意味では、かなりかけ離れているような気がします。


オリジナルのストーリーも、ミスボーグと大門の恋って何?。
まあ、濡れ場?は笑えました。


誰に向けて作られた作品だったのか、ちょっと疑問です。


お勧め度:
★★

特撮ヒーローものとして、しっかり成り立ってます。
ザボーガーオマージュ以外の要素(お笑い、ドラマ)が少ないため、
ザボーガーを知らないと楽しめないかもしれません。


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