2015年1月3日土曜日

日曜大工な収集家はおっぱい星人だった:映画レビュー「ワナオトコ(原題:THE COLLECTOR)」

今年は観た映画すべてのレビューを書こうと誓い、同時に、昨年までに見た映画のレビュー(これも書くつもりだった)をなかった事にすることにします。


今回、観た映画は「ワナオトコ(原題:THE COLLECTOR)」です。


実は、この続編である「パーフェクト・トラップ(THE COLLECTION)」がHULUで配信されていたので、先に観てしまいました。残念ながら、こちらは配信されていなかったのですが、たまたま近くのゲオにあったので、そそくさと借りて観てみました。


HULUさん。シリーズ物は、全部配信してください。


さて、こちら。

ワナオトコというタイトルからほどよいB級感があふれていますが、レベルはかなり高い作品です。続編の「パーフェクト・トラップ」の方がかなり予算がかかってそうですが、よっぽどB級っぽい荒々しさで、こちらはなかなかどうして、手に汗握る正統派ホラーサスペンスな趣きです。


たいへん面白うございました。


主人公は金庫破りのおっさん。いわゆる泥棒です。
金に困った泥棒さんは、ある金持ちの家に金庫破りに出かけますが、その家にはワナオトコがありとあらゆるところにピタゴラスイッチを仕掛け、その家族をいたぶっていました。なぜか正義感に燃えた泥棒は罠男から家族を救おうとして奮闘します、、、というお話。

泥棒と罠男が、それほど大きくもない家の中で、息詰まる逃亡劇・攻防戦を繰り広げます。


この罠が派手。


ハサミを取ろうとしたら、なんか仕掛けで壁に飛ばされて、壁から出てきた大きな針に串刺しとか、ゴルフクラブを取ろうとしたら、天井に飛ばされて床に落下とか。よくわかんないけど(たぶん)見事なピタゴラスイッチなんです。


めっちゃ痛そう。


でもなんでこんな罠をあちらこちらに仕掛けたのかは全くの謎。
ワナオトコの習性なので仕方ないのでしょう。


オープニングで拉致された老夫婦。
その夫は箱に閉じ込められたまま、この家に収納されています。
なんでも、自分は餌なんだとか。


その餌は、要所要所で泥棒に鬱陶しいぐらい迷惑をかけてくれます。
なんで、こんなの連れてきたのかね、罠男は。


いかにも低予算っぽく、舞台のほとんどは、その大きくもない家の中。
逆にそれがほどよい閉塞感と緊張感。


罠男は圧倒的な存在感で泥棒や家族を追い詰めますが、実は泥棒は中盤までは罠男に「存在を気づかれていない」んです。


自分と家族以外は誰もいないはずの家で、
誰かが自分を見ている・・・。


罠男からすれば相当なプレッシャーのはず。


泥棒さんも、罠男に負けない知恵で罠男を嵌めてみたりと、負けていません。


ドキドキしました。


どうもこの罠男、実はおっぱい星人だということがわかってます。
たしかに、見惚れるほどの美しさではありました。


ドキドキしました。


ゴ、ゴホン。
ホラー映画で乳を出せば、こうなるのは必至なんですけどね(汗。


グロシーンもそこそこ用意されているので、
苦手な人は避けた方がいいと思います。


全編に渡る緊張感は、近年ではかなり面白い映画だと思います。


お勧め度:★★★★
視聴環境:自宅にてDVD(レンタル)


邦題を「ワナオトコ」にした気持ちは少しわかりました。
「COLLECTOR」ってなんやねん。


見事な放置っぷりでした。


おしまい。
ではまた!


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