2015年1月2日金曜日

「これは科学のやり方ではない」STAP細胞検証会見で理研特別顧問・相澤氏は何に憤っていたのか、気になって仕方がない。

明けまして、おめでとうございます。
本年も、どうぞよろしくお願いします。

平成27年、2015年が始まりました。

年初という事もあって、昨年の振り返りや、今年の抱負なんてのを書こうとしていましたが、どーしても気になる事があったので、今日はそちらの話を。


「これは科学のやり方ではない」

昨年末のSTAP細胞の検証実験終了会見。
会見終了後に、踵を返すように戻ってきた特別顧問・相澤氏の「番外」会見です。



以下、書き起こし。

この実験がどう元々行われたかは別としてですね、
小保方さんの検証事件を、このようにモニターを置いたりですね、立ち会い人を置いたりですね、検証実験をするというのは、これは科学のやり方ではないと思います。
これは、科学のことは科学のやり方で処理をしなければいけないので、そういう風な検証実験をしてしまったことに対して、検証実験の責任者としてはですね、ものすごい、あの、責任を感じてます。 
今後、何かある度にこのように、あの、犯罪人扱いをしたような形で科学の行為をですね、あの、検証するという事は、科学にあってはならない事だと思ってます。 
その事に関しては、あのー、深く、検証実験責任者としてお詫びを申し上げるとともにですね、責任を痛感しております。 
その事を、こういう形でちょっと恐縮ですが、お詫びさせていただきます。

これで全文。


単純に小保方氏擁護にも聞こえるんだけど、
何かに対して憤ってる、、んだと思います。
たぶん。


一番、印象に残っているのが

科学にあってはならない検証だった

という部分。


なにが「あってはならない」の?
とても知りたくなりました。


相澤氏がどういう人かも知らないし、どんな実績を持っているのかも知らない。
google先生も分かりやすく教えてくれなかったので、ここからは、私の妄想です。


相澤氏の会見から感じ取れる「あってはならない」は以下の2点。


①モニターを置いたり、立会人を置いたりする事
②検証実験をする事


どっちもかもしんない。


私は科学者でも研究者でもないし、科学の実験は中学校で終了している程度です。なので、通常の検証実験がどのような状況で行われているのかは知りませんが、少なくとも立会人がいたり、モニターで「監視」はされていないような気はします。


ギャンブル漫画にありがちのイカサマ防止にも見えるし、
ユリ・ゲラーとかの、超能力者の実験番組のようにも見える。


犯罪者扱いってのも、言いえて妙。
相澤氏の言い分も頷ける気がする。


そもそも、この検証ってどういう意味があったの?。
なんで、立会人や監視モニタがあったの?。


ねつ造かどうかは、この検証では分からないはず。
相澤氏も本会見中にそう言ってます。


実際、この検証とは関係なく、ちゃんと新たなねつ造認定もされてます。


STAP細胞問題 新たな不正は「氷山の一角に過ぎない」(livedoor NEWS)


思うに、理化学研究所は「小保方フィーバー」に流されてしまった。
過熱するマスコミに流されちゃった。


そりゃ「世紀の発見!」を若くて割烹着な女性が見つけたとなれば、「TV的に」いい商材だもんね。
当時のマスコミの喰いつきもすごかったんでしょうね。


だから、小保方氏の疑惑を「TV的に」真実だと証明しなければならないと思っちゃった。


検証実験なら、小保方氏は参加しなくていいし、論文にない追加や補足のための実験なら、小保方氏に「ちゃんとデータとって、実験ノートつけなさい」と指導して継続させればいい話。それに、論文自体はとっくに撤回されてるんですから、論文に基づいた検証実験なんて、茶番なのではないでしょうか。


でも、理研や関係各署のお偉いさんは、なんとなく「嘘じゃないもん!」と証明しなきゃならない気分になってた。だから、小保方氏を参加させた上で、過去の実験の検証実験をやらなきゃならなくなった。


その茶番の責任者を相澤氏は押しつけられたのかなあと。


相澤氏は番外での会見の冒頭で「この実験がどう元々行われたかは別として」と前置きしました。これは「この検証実験自体、意味のあるものではないけれども~」と言いたかったのかもしれません。


相澤氏の弁を勝手に解釈しなおしました。


この検証実験自体、意味のあるものではないけれども、
それでもこの実験はおかしいと言わざるを得ない。
科学というものは、モニターや立会人など、監視という方法で、
イカサマを見張るようにして正しさを主張するものではない。

実験をこんな、バラエティのように扱った事をお詫びする。
もうしません、ごめんなさい。


いかがでしょう?。
なんか、スッキリするんですけど(笑)。


それにしても、組織が気分に流されると、ロクなことになりませんね。


あ、妄想ですので、念の為。


ではまた!

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